すまい給付金がついに終わる。
2021年09月29日
消費税が5%から8%へ上がった平成26年4月から、早いもので7年半の月日が流れました。
当初、消費税が上がった際に住宅ローン控除が拡充して年間最大20万円だったものが40万円(一部で50万円)となり、住宅購入を優遇したかの様に見えましたが、
この恩恵を受ける方はそれなりに税金を払っている方に限られました。
消費税が8%に上がったことによって一番苦しい思いをするであろう、低所得者の方向けに救済措置として作られたのがこのすまい給付金でした。
当時は業界への通達も全然できておらず、不動産屋さんもその制度があることを知らなくてせっかく適用できる条件は満たしていたにも関わらず使うことのないまま、期限が切れてしまった、という事がかなり多かったです。
また、提出する書類についても日本で最も建売を建てていて、すまい給付金対象者が最も多いと思われる飯田グループの建売が書類の兼ね合いで対象にならなかったり。と酷いものでした。だんだんとトラブル事例等から周知されていき、10%へ引き上げた令和元年には最大給付額が30万円から50万円に上がり、10~30万円程度もらえる方はだいぶ増えました。
住宅を購入して、お引越しとなりますとなんだかんだ家具や家電を買ったり、車を買ったりペットを飼ったり。いろいろとお金が出ていく中の現金給付はとてもありがたいものだったと思います。
当初の3年くらいは駄作だと思っていましたが、ここまで整備されて普及してくるとこれが適用できた方は幸せだなぁと思います。
まだ消費税も通過点のはずですので、また改定の時にでてくるのでしょうか。。